これはわが子が作った
「わらびモチ」…
スーパーの季節外商品として半額で購入した「手作りわらびモチキット」でつくったもの。
だいたい、必要な材料が一通り入っているキットの類はだいだい誰が作ってもそれなりにできる、はずなのにこの有様。
粉に水を入れたナベに火をかけ、ゆっくりかき混ぜるとノリ状になる。
これをスプーンで軽くすくって、氷水におとせばモチは簡単に出来上がる、はずだった。
最近、私が滅多に凝った料理やお菓子を作らなくなった理由はここにある。
それは子供らのお手伝い。
必要以上に煉りすぎ、こねすぎ、触りすぎる為に、人様に見せれる代物ではなくなってしまう。
お手伝いしないことが、一番のお手伝いなんだよぉ。
って言ってもしかたないんだけどね。
でも、今回は半額のキットということでおおらかに

散らかそうがこぼそうが、ぐちゃぐちゃにしようが、好きなようにやらせてみた。
で、やっぱり案の定の結果

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見た目が観葉植物に使うハイドロゲル、食感が緩いくせに所々硬いタピオカ…。
きな粉を乗せても、決して「美味しい」とはほど遠い。
なのに、子供らは全てを自分らでやり遂げた達成感からか、異常なまでに出来上がりの品を勧めてくる。
それを引きつり顔で美味しいね、と褒めるヤノ家の大人たち。
折角作ったのをむげに突っ返すことは決して出来ない。
千里の道も一歩から。
めざせパティシエ…

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